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眼科医のひとり言

眼科医のひとり言

眼窩底(壁)骨折

眼窩底(壁)骨折

(原因)
眼球はいくつかの骨で包まれています、眼球の周囲の打撲でこの骨のいずれかを骨折するものを眼窩壁骨折といいます。
診断はCT検査で診断できます。

(症状)
骨折のみならば、痛み以外には症状はありません(痛みすらないこともあります)。
しかし、骨折部に眼のまわりの組織や筋肉がはまりこんでしまった場合は、物が二重に見えたり(眼球運動障害が原因)、強い痛みを生じたりします。

(治療)
骨折のみの場合は経過観察になります、眼球運動障害などが生じた場合には手術が必要になります。
手術を行っても二重に見える状態が残ってしまうことがあります、その場合には眼球の筋肉を手術で移動させて、正面を見たときの複視(二重に見える)がなくなるようにします。



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